深海生物について綴ってみました。奇跡の領域に生存する生き物や魚がいることは紛れもないない事実です。深海生物の奇跡をのぞいてみませんか。
深海6500のような探査機もありますが、深海は未だ調査が進んでいない未知の領域です。遺跡が存在しているのではないかというロマンや、深海の写真には魅力を感じる人もいるかもしれません。
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深海と聞くとどんなことを想像しますか。暗い、寒い、静か、といった感じに動的なイメージよりは静的なイメージを抱く人は多いんじゃないでしょうか。そして、そんな静的なイメージの深海に住んでいる生物がいるっていうのを知っていますか。普段はあまり考えることのない、深海に潜む生き物の奇跡について綴ってみました。
深海というのは、一般的に海面下200m以上より深い海のことを指していて、ご想像の通りに太陽の光などは全く届かない暗黒の領域なんです。太陽光が届かないということで水温は低く、水圧は地上で暮らしている私達には想像もできないくらいの高水圧となっています。水圧は、10mもぐるごとに1気圧かかってきますから深海の世界では常に20気圧以上ということになります。こんな過酷な世界でも深海に生きている生物は存在していて、地上の生物などと比べてみると特異な進化を果たした独特な生物が多いのが特徴です。
深海で生きている深海生物はどんなものを食べて生きているのでしょうか。深海生物の主な栄養源は、表層の有光層と呼ばれる層で生産されるホンダワラ類海藻の破片やプランクトンの死骸、デトライタスなどの様々な有機物であると考えられています。それらの有機物が、マリンスノーと呼ばれる肉眼で識別できるくらい大きさのかたまりになって深海に降下していって、深海生物の餌となるわけです。
海底に存在する細長く続く山脈のような海嶺や海底火山の周囲では、熱水が噴出しているポイントがあります。その熱水噴出孔付近では300℃以上にもなる熱水が噴出していて、化学合成生態系が数多く生息しているのです。深海底の火山地帯に見られる熱水鉱床の生態系は、硫化水素のような猛毒を活用する化学合成細菌が一次生産者となっています。太陽光エネルギーの恵みを受けて増殖したり、成長したりする植物プランクトンが一次生産者となる地上のような生態系とは、深海の生態系は根本的に違った生態系を形成しています。
深海に生息している生物としてチューブワームを紹介しましょう。チューブワームは、およそ数10cmほどの体調で、口や消化器官などは存在していないことがわかっています。チューブワームは、体内に化学合成菌を共生させていて、紅色の突起から硫化水素を取り込んで共生している化学合成菌に供給しています。硫化水素を供給する代わりに化学合成菌から有機物を供給してもらうことで生命の維持を図っているのです。
深海の生物であるチューブワームを食べることで生命を維持しているユノハナガニという生物が深海には生息しています。ユノハナガニは、熱水噴出孔付近に生息していて、その外見は地上に生息するサワガニとよく似ていることが知られています。